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皆様の美容室では、お客様へ「再来店のきっかけとなるDM・メッセージ」を送っていますか?
美容室への来店スパンが空いたお客様や常連のお客様に、来店を促すためのメールやDMハガキなどを送るとき、ただ何も考えずにありきたりな文章を送っても再来店のきっかけにはなりません。
美容室の再来店率をアップさせるためには、必ず入れるべきワード【マジックワード】があります。今回は、そんなマジックワードについてや例文などについてご紹介します。
もちろん、美容室に限らずネイルサロンやエステサロンなどの方も必見です!
ダイレクトメール(DM)で来店を促すのはなぜ必要か?
美容室では、一度来店されたお客様に再び来店してもらうことがとても大切です。しかし、美容室のことをつい忘れてしまう方も多いでしょう。そんなときに役立つのがダイレクトメール(DM)です。DMを通じてお客様にアプローチすることで、来店のきっかけを作り、関係を深めていくことができます。なぜ、DMが必要なのか、詳しくご紹介します。
再来店を促進できる
お客様が美容室を選ぶタイミングは、髪が伸びて気になり始めたときが多いですが、毎回同じ美容室に行くのではなく、サロン検索して見つけた店舗に行くという方が結構います。そんなときにDMを送ることで思い出してもらえるきっかけになります。特に、前回の施術から一定期間が経った方に向けて「ぴったりのメニューをご用意しました」といった案内をすると、来店の後押しにつながります。
失客を防ぐ
美容室には競合店が多くあり、お客様が一度来店したからといって次回も必ず来てくれるとは限りません。もし何もアクションを起こさなければ、お客様は別の美容室へ行ってしまうかもしれません。しかし、DMで「お元気ですか?」といったメッセージや、お得なクーポンを送ることで、思い出してもらいやすくなります。さりげない気配りが、リピート率の向上につながるのです。
美容院のイメージをアップさせる
DMは単なる宣伝ツールではなく、お客様との関係を深める手段にもなります。たとえば、季節ごとのヘアケアアドバイスや、新しいメニューの紹介を伝えることで、親近感を感じてもらいやすくなります。また、手書きのメッセージを添えたり、誕生日のお祝いを送ったりすると、より特別感が増し、美容室の好感度アップにつながるでしょう。
低コストで宣伝ができる
美容室の宣伝には、SNS広告やチラシなどさまざまな方法がありますが、DMは比較的低コストで始められるのが魅力です。LINEやメールを活用すれば、紙のDMよりもコストを抑えながら、手軽に多くのお客様へアプローチできます。さらに、DMは一度作成すれば繰り返し使えるため、無駄なコストをかけずに宣伝ができるのもメリットです。
予約を促すダイレクトメール(DM)のポイントは「マジックワード」
メールなどの文章に入れるべき【マジックワード】をご存知ですか?
マジックワードとは、こちらの意図するアクションを取ってもらいやすくなる効果的なワード・フレーズのことです。
直接顔を合わせて話す場合は、表情や話す速度、声のトーンなどあらゆる情報が言葉と共に伝わります。しかし、メールなど文字だけで伝える文章というのは、それらの付帯情報が一切無いことに加え、読み手の状況や感情に左右されるため書き手側が意図しない伝わり方をしてしまうことがあります。
そのため、文字で伝える場合は相手に伝わりやすくかつ誤解を生まないよう、シンプルにすることが鉄則とも言われています。しかしその結果、書き手としては丁寧に書いたつもりが、その表現によって冷たく無機質な文章に感じさせてしまうことがあります。
マジックワードを使うことは、メールなどのメッセージを単なる情報というだけではなく、温もりを加え、コミュニケーションツールとして効果的なものに変える秘訣です。
その結果、メール配信をお客様の再来店という行動につなげる可能性を高めます。
美容室のDMで使える魅力的なマジックワードの具体例
マジックワードを上手く使えば、美容室のDMが魅力的なものになります。
ここでは、マジックワードの具体例についてご紹介します。
マジックワード①一瞬で内容がわかる簡潔なメールタイトル!
美容室からのメールがお客様の元に届いて最初に目にするものは・・・!?
それは、メールタイトルです。美容室がお客様が使われているメールアドレスに送信する場合、メールはあなたの美容室からだけ届くわけではありません。そんな中、例えばメールタイトルが…
「Salon 〇〇です。」
「クーポンのお知らせ」
というものだった時、あなたの美容室からのメールは気にしてもらえるでしょうか?
こういったメールタイトルだけで内容がわからないメールは開封率が低くなります。
まずメールタイトルで重要なのは、用件が何であるかが瞬時に理解できるものであること。そして、お客様にメリットがある内容であることが一番のポイントです。美容室名は送信者で表示されるのでタイトルに載せなくても大丈夫でしょう。
さらに、ここへマジックワードを加えることで、魅力的に進化させることができます。
例えば….
「12月限定!【再来店20%Off】クーポンプレゼント」
「特別企画!【再来店20%Off】クーポンプレゼント」
「驚き!【再来店20%Off】クーポンプレゼント」
他にもこんなワードがおすすめです。
数量限定
記念
特別
お祝い
超特価
もれなく
ご褒美
ワクワク
人気
先着
悩んでいませんか?
このような特別感のある修飾ワードを先頭に載せることで、あなたの美容室のメールへ注目を惹くことができます。
マジックワード②スタッフの近況を入れて親しみ感アップ!
タイトルが解決したところで、次にメールの書き出しはどのようなものにしていますか?
例えば、
先日はご来店ありがとうございました。
次回、再来店クーポンとして施術料金から20%OFFさせて頂きます。
ご来店の際にこちらのメールをご提示ください。
ご来店お待ちしております。
こんなメッセージがあったとします。
美容室への来店に対する感謝、お客様にとってのメリットである特典内容の記載、来店誘導の言葉、と必要な内容をすべて含みシンプルで簡潔にまとまっていますが、どこか冷たい感じがしませんか?
これにマジックワードを加えると、
体力アップのために縄跳びをしてみたら、翌日筋肉痛でうまく歩けなかったスタッフ佐藤です。
先日はご来店ありがとうございました。
次回、再来店クーポンとして施術料金から20%OFFさせて頂きます。
ご来店の際にこちらのメールをご提示ください。
ご来店お待ちしております。
冒頭に、送り主の「人となり」が伝わるプライベートなどのちょっとした出来事を入れるだけで、メッセージの印象がガラッと変わったかと思います。
メールには担当者名を入れておくこともポイントです。担当者名を入れないと、大勢に一斉送信していると思われるかもしれません。
お店の名前だけでなく、担当者名が記載されていることで、お客様に親しみを持ってもらえます。初めてのお客様なら、名前を覚えてもらうきっかけにもなるでしょう。
この1文が増えるだけでメールの文章に温もりが加わり、その美容室への親近感が沸きますよね。
さらに、スタッフの顔が思い出されたり、施術時の会話やコミュニケーションが思い出されるきっかけとなります。親近感が沸くと、ビジネスメールやダイレクトメールという感覚から、親しい関係性の人から届いたメッセージとして受け取る感覚に変わります。
内容は人間味が伝わる内容ならどんなことでも効果的です。観た映画、体験したこと、感動したこと、初めて知って驚いたこと、美味しかったもの、など。さらにそれに対して自分がどう感じたかということまで書くと、より美容室への親しみを感じやすくなりますよ。
マジックワード③お客様の名前を入れて特別感アップ!
再来店を促すメールの内容は、特別感の演出が大切です。
具体的には、お客様の名前を呼びかけたり、前回のヘアスタイルや会話の内容に触れること、といった内容が挙げられます。
大勢に一斉送信したような内容ではなく、自分だけに送られていると思ってもらえるような文面にしましょう。
特にメール受信者にとって、自分の名前ほど目に留まるものはありません。お客様の名前は必ず入れ、呼びかけましょう。
「その後、ヘアスタイルはいかがですか?」
よりも、
「〇〇様 その後ヘアスタイルはいかがですか?」
と記されている方が、自分だけのメッセージと受け取れ、美容室への好感度も上がります。名前は1メッセージの中で、2~3か所程度入れられるとベストです。
例えば、
〇〇様 先日は、ご来店ありがとうございました。
〇〇様、その後ヘアスタイルの調子はいかがでしょうか?
施術中に〇〇様が教えてくださったケーキ屋さん、早速行ってみました。
ついつい5個もケーキを買ってしまいました。どれもとても美味しかったです^^
また是非、〇〇様のスタイルを私にお任せいただけると嬉しいです!
お客様のお名前を呼びかけたり、「?」のある文章で問いかけたり、協調したい部分は「!」を入れることで、文字が並ぶだけの平坦な文章に強弱を付けることがでます。顔文字や装飾文字を入れるのも良いですが、文字によっては文字化けしてしまう可能性があるので、注意が必要です。
マジックワード④予約への動線をつくって予約意欲を高める!
タイトルで目を惹き、文章で親しみを感じていただき、お客様に直接呼びかけるメッセージを作成していざ送信!
といきたいところですが、メールを送るだけではまだ美容室への再来店につながりません。
忘れがちなのが、「メッセージの中に美容室予約の導線をつくること」です。
メッセージを送ることで、美容室のことを思い出していただき来店意欲を高めても、その場ですぐにアクションを起こせる予約導線がないとスムーズな予約行動に結びつきません。そのために、送ったメッセージから直接美容室予約ができる導線をつくりましょう。
予約導線を載せるには、特典やご案内を読んでいただいたあとの文末がおすすめです!
・・・ その後ヘアスタイルの調子はいかがでしょうか?
また是非、〇〇様のスタイルを私にお任せいただけると嬉しいです!
ご予約はインターネット予約が便利です。
またのご来店、心よりお待ちしております。
【ご予約はこちらから】 http://……
ここは、美容室のホームページトップではなく、Web予約サイトへダイレクトにアクセスできるURLにしましょう。
他にも、【〇〇様へのオススメメニュー】や【今だけのお得なクーポン】というように項目タイトルを付け、それぞれのURLを記載しお客様に合わせたメニューやクーポンに直接アクセスできるよう工夫するのも良いでしょう。
お客様にわざわざ検索する手間をかけさせず、スムーズに予約画面へ誘導することで、きっかけを行動につなげる可能性が高まります。
また、送られてきたメールから少ないステップで簡単に予約ができた、という成功体験があると今後もメールを開封してもらえる可能性が高まり、メールでの集客がより効果的なものになっていきます。
【コピペOK】美容院の再来店を促すDMの例文!
美容院に一度でも訪れたお客様には、ぜひ再来店をしてもらいたいものです。ここでは、初来店のお客様の再来店を促すDMと、しばらく来店されていないお客様に向けたDMの例文をご紹介します。
初来店のお客様向けの例文
◯◯様 先日はヘアサロン△△△△(店名)にご来店いただきありがとうございました。
担当させていただいた□□です。
その後、髪の調子はいかがでしょうか?
パーマは久々とのことでしたが、非常にお似合いで私も嬉しくなりました。
もし気になる点があれば、2週間以内であれば無料でお直しできるのでおっしゃってください。
また、お手入れやスタイリングの方法でお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。
最近は急に寒くなってきました。お体にお気をつけてお過ごしください。
次回のご来店を楽しみにしています。
初来店のお客様は担当者の名前を覚えてくれていない可能性もあるので「担当させていただいた□□です」と最初に名乗りましょう。新しいヘアスタイルが似合っていることや、お困りのことがあれば気軽に連絡してほしいことなどを伝えると、親近感を持ってもらえて次回来店につながる可能性があります。
お客様を気遣う言葉と再来店を促すメッセージで締めくくりましょう。
しばらく来店がないお客様向けの例文
◯◯様 ご無沙汰しております。
すっかり涼しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
前回ご来店いただいたときに髪の乾燥が気になるとおっしゃっていましたが、その後いかがでしょうか?
当サロンでは、乾燥が気になる髪も毛先までしっとりうるおう新しいトリートメントのメニューを開始しました
髪の乾燥にお悩みの◯◯様にもぜひお試しいただきたく、トリートメントに使える特別クーポンをお送りします!
今月末までの期間限定クーポンとなりますので、ぜひご利用ください。
季節の変わり目ですので、風邪を引かないようにご自愛ください。
◯◯様にお会いできる日を楽しみにしています。
△△△△(店名) 担当:□□
しばらく来店がないお客様には、また行ってみたいと思えるようなメニューの提案をしてみましょう。期間限定クーポンをつけるのもおすすめです。
体を気遣う言葉や「お会いできる日を楽しみにしています」の一言で再来店を促しましょう。
メール配信機能付き!美容室向けPOSレジシステムで簡単配信
メールの文章はOK!予約導線もOK!
と、なったらあとは顧客へ配信するだけですが、ここで活躍するのがメール配信機能付きの美容室向けPOSレジシステムです。
美容室向けPOSレジシステム『Aiony』なら、顧客管理機能で登録されているお客様への一括送信はもちろん、さまざまな属性で絞り込んでの送信も可能なので適切なメールマーケティングを行うことができます。
Aionyに搭載されているメール機能
Aionyはイベントや季節に合ったメール機能を搭載しているため、さまざまなシチュエーションでお客様にアプローチができます。具体的なメール機能を5つご紹介します。
①サンクスメール
美容室にご来店頂いたお客様に、感謝の気持ちを込めたメールを自動で送ることができる機能です。
メールの内容は新規と既存の方それぞれ設定できるので、マジックワードを参考にしっかりと内容を分けておくことをオススメします。
メール配信のタイミングは、ご来店当日または翌日届くように設定しましょう。お礼がすぐに届くことで印象が強くなりますし、何気ないこまめな対応やメールがお客様の美容室への印象を良くします。
②バースデーメール
顧客カルテに誕生日を登録しておけば予め設定したメールを自動で配信します。
誕生日にメールが届くと純粋に嬉しいという気持ちが湧くとともに、お客様自身に「美容室に大事にされている」という気持ちが芽生え、また一歩距離を縮めることができるかもしれません。
割引クーポンよりも、トリートメントやスパの施術プレゼントが効果的!という導入美容室の経験談もあります。
③ごぶさたメール
しばらく美容室に来店されていないお客様へ向けて自動でメールを送信します。
再来店をしていないお客様は、「美容室のことが気に入らなかったから…」というより、「なんとなく」「他の美容室に一回行ってしまったから戻りずらい」という理由が多いそうです。
そんなお客様に向けてキャンペーンのお知らせや「お待ちしております」とメールをお送りすることで、美容室への再来店に結び付けることもできるのではないでしょうか。
④予約リマインド
美容室のご予約日前に、予約日が迫っていることを通知する機能です。
来店日当日に次回予約を取られたお客様や、予約日に対してかなり早いタイミングで予約を取られたお客様の中には予定を忘れてしまう方もいらっしゃいます。
そんな時、リマインドメールを送るとお客様に安心感を与えますし、美容室側はドタキャンを防ぐこともできますね。
⑤手動メッセージ
お客様の属性や購入商品などをもとに分類・リスト化してメールを配信することができます。
・お仕事がお休みの日を登録しておき、例えば、「水曜日限定!割引クーポン」
・主婦の方をターゲットに、例えば「平日10:00~15:00限定!プチギフトプレゼント」
・〇月に、〇〇メニューを受けられた方をターゲットに、例えばその後のお伺いや自宅ケアのアドバイス配信
など。
分類・リスト化は絞り込み機能を利用して行えるので簡単。
選択した属性に合った内容を打ち出すことで、美容室への来店効果がアップする可能性が高まります。
『Bionly(現Aiony)』のメール配信機能を活用するサロン様の声
Bionly(現Aiony)のメール配信機能を活用して集客や管理を行っているサロン様の声を集めました。
来店周期に合わせて一斉メール配信
POSレジを使って顧客に対してメールを一斉配信できるのはすごく有難いですよね。
美容室って1か月、2か月と期間が空いちゃう分お客様が忘れちゃったりするので、こちらから配信して思い出すようにすれば再来周期も早くなるのでやりやすいです。
【hair&presents luCall/美容室】
管理だけではなくメッセージもできる店舗ツール
お客様の管理というだけじゃなくメッセージの一斉送信ができる、 予約管理もできる、POSレジ機能も使える…
これさえあれば店舗のツールとして事足りるというのがすごく助かります。
【Paume Bonheur/エステサロン】
美容院の再予約を促すDMはマジックワードを使って魅力的な文章に!
美容室からメールを配信するにも、少しの工夫で再来店率がアップします。せっかくお客様にメールを送るなら、効果的な内容にしませんか?ぜひ、この機会に美容室のメールフォーマットを見直してみてくださいね。